目立たない矯正治療
目立たない矯正治療
目立たない矯正とは目立たない器具を使った治療方法のことで、歯の裏側に装着する舌側矯正治療と、透明なプラスチックのマウスピースを使ったマウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)などがあります。
矯正歯科治療では、歯一本一本にブラケットと呼ばれる小さなボタンのような装置を特殊な歯科用の接着材で装着し、そこに金属のワイヤーを通して歯を並べていきます。昔は主に金属製のブラケットでしたが、最近は白色で透明なセラミック製の比較的目立ちにくい装置が主流になり、当院では前歯のブラケットはすべてセラミック製を採用しています。ご希望に応じ、ホワイトコーティングを施したワイヤーを使用することもできますので、ご相談ください。
(当院では、ブラケットとワイヤーはすべて日本製、アメリカ製、ドイツ製のいずれかのものを採用しています)
歯の裏側に装着するため、装置を表に見せずに治療を行える矯正装置です。舌側(裏側)矯正などとも呼ばれます。目立ちにくいため、成人の矯正が増えるにつれて需要が高まっています。歯の裏側は表側と比べ複雑な形態をしているため、装置はすべてオーダーメイドで作製しています。そのため費用が多くかかり、調整にも技術を要するため、一回の治療時間が長くなることがあります。口を開けたときに見えやすい上あごだけ裏側に装置をつけて、下あごは通常通り表側につける方法(ハーフリンガル)もございます。上だけ裏側にするだけで、日常生活ではほぼ見えません。また、上だけ裏側のほうが上下裏側に比べ、違和感が少なく費用の少なくてすみます。極力見えたくない人は上下裏側をおすすめいたします。
透明なマウスピースタイプの矯正装置です。ブラケットやワイヤーを使用しないため、矯正治療をしていることはほとんど気づかれません。マウスピースを決められた期間ごとに新しいものに付け替えていくことで歯並びを改善していきます。マウスピース型矯正では、歯並びの状態によっておすすめできる場合とそうでない場合があります。また、通常マウスピース矯正では、マウスピースを毎日20時間以上(インビザライン社は22時間以上の使用を推奨)使用しなければなりません。比較的早く治る方でも1年程度は使用することになります。決められた時間を使用できないと、期間は延長になります。そうするとますますマウスピースを使用するのに精神的に疲れてしまう患者様もいらっしゃいます。安易にマウスピースを選ぶと逆に大変な思いをする場合もあるので、治療前に一度ご相談ください。
透明なマウスピース型の装置なので、笑ったときに着けていることがわかりません。
従来のワイヤー型の矯正装置のように笑ったときに装置が見える、食事のときに食べかすが装置に詰まるといった、マイナスなイメージがないため、見た目を気にすることなく、歯並びを整えることができます。